ホテルに迎えに来たカルロスの生徒が運転する車で、
結婚式が行われる教会に向かった。
既に二人の親族や友人が、教会の前に多く集まっていた。
皆に挨拶が終わった頃、花嫁衣裳のエリアナが弟に伴われ車で到着。
カルロスは教会の中で待っていた。
昨日リハーサルを済ませていたが、立会人という重責に多少緊張していた。
ウエディングマーチのオルガン演奏が始まると、教会の奥で両親を伴なって待っていた
正装のカルロスが、赤い絨毯の上を途中まで迎えに来る。
エリアナは弟にエスコートされ、教会の入り口からカルロスの元に歩み寄る。
二人が出合うと、今度はカルロスがエリアナをエスコートして祭壇に向かい、
その後を私達が進み最前列の席に着く。
教会の結婚証明書に立会人としてサインをする。
車で20分位移動し、披露宴の会場に到着。
多くのタンゴダンサーが既に来ており、間もなく全員が揃い、バンド演奏の中、
新郎新婦の入場で感動の瞬間を迎えた。
エリアナの母親が両家を代表して挨拶をし、次いで二人は挨拶代わりにワルツを踊った。
幸せを絵に描いたような踊りであった。
宴もたけなわになってくると、やはりダンスが始まった。
コロンビアでは全員が踊る。
タンゴが踊れない人は、クンビアやサルサを踊る。
本当に全員が、何らかのダンスを踊って楽しんでいた。
夜8:00から始まったが、既に12;00を過ぎていた。
明日は朝6時にホテルを出発である。
7日間の滞在も遂に最後の夜を迎えてしまった。
日本を出発する時に、心配していた危険な目には一度も会わず、
毎日、快適に過ごせたのもカルロスとエリアナ、タンゴ関係者の
心配りがあったからこそと感謝している。
食事、果物は美味しく、何よりもコロンビア人の親切さが非常に嬉しかった。
滞在中に接した多くのコロンビアの方達に心から感謝の意を表して、
この章を終わりたいと思います。
どうも有難う御座いました。
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