2008年2月20日水曜日

コロンビア訪問記(4)

今日は、カルロス&エリアナ主催のミロンガがメデジン・ダンサー協会で開催される。

昨夜のリハーサルで、筋肉痛に耐えながらも汗を一杯流したので目覚めは爽快であった。
夜の本番まで時間がたっぷりあるので、美術館に行きボテロの作品を見ることにした。



フェルナンド・ボテロ(1939年4月19日生)
画家、彫刻家として「最もコロンビア人らしい芸術家」と呼ばれており、
作品には静物画や風景画もあるが、肖像画を最も好み、
人間や動物をふくよかな体型に誇張した作品で世界的に注目されるようになった。

日本で見た時には、ボテロの美的思考は理解出来なかったが、
コロンビアに来てこちらの女性に会い、多くの作品に接して
その美意識が漸く理解出来たように思えた。


夜8時にミロンガ会場に向かった。
2階に上がる階段は人が溢れており、上からタンゴが聞こえて来た。
会場は、真ん中が踊るスペースで周囲をテーブル、椅子で囲むようになっており
200名位の人が来ていて、既に多くの人が踊っていて盛り上がりを見せていた。

音楽はタンゴ、クンビア、サルサ、ミロンガが20~30分間隔で流されていた。
クンビア、サルサも誘われ冷や汗をかくことしきりであった。



私達が踊る前に、コロンビアのプロダンサー10組のデモがあった。

第一回日本オープン・タンゴダンス選手権
サロンタンゴチャンピオン、カルロス&エリアナ
ステージタンゴチャンピオン、ダニエル&エディス

第二回、ステージタンゴ第三位、ハビエル&パトリシア

第三回、ステージタンゴチャンピオン、マルコス&ラウラ

上記の3組のチャンピオンは当然のこと、他のダンサーも技術的レベルは高く、
スピード感溢れる動きは見事であった。
特にハビエル&パトリシアの成長には驚かされた。
2年前とは別人のようであり、彼等の努力が垣間見えた。

最後に私達が踊った。
コロンビアのダンサーに刺激され、集中力が高まり気持ち良くのびやかに、
感情のこもったデモンストレーションとなった。
そして、久しぶりに充実感に満たされた。

また、この日は一緒に同行した則武惇子さん(カルロスの日本での生徒)が、
カルロスと特別出演しコム・イル・フォーを踊り、この日最大の大喝采を受けた。
私も感動と同時に嬉しさが沸きあがって来た。


つづく、
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